少年・オギーが起こす奇跡と
驚きのストーリー展開に、あなたもきっと心を動かされる
ざっくりあらすじ
特別な顔を持って生まれた少年・オギーは、小学5年生になる年齢で初めて学校へ登校する。予想通り、顔のことで周囲の生徒からイジメを受けてしまうオギーだが、彼の振る舞いや魅力によって、周囲の人間が変わっていく。
主人公のオギー役は〈ジェイコブ・トレンブレイ〉
遺伝子疾患によって、顔だけがみんなと違っている少年。
生まれてから27回の手術をしていたため、学校には一度も通えず。
中身はごくごく普通の少年で、スターウォーズが特に大好き。
得意教科は理科で、同学年の子達よりもずば抜けた知識量を持っている。
『ルーム』に出演していた子役の男の子が演じています。
当時から演技力の高さに業界で注目を浴びていた彼ですが、本作でも特殊な役を見事に演じています!
オギーの家族。
お父さんのネール役は〈オーウェン・ウィルソン〉
お姉ちゃんのヴィア役は〈イザベラ・ヴィドヴィッチ〉
お母さんのイザベル役は〈ジュリア・ロバーツ〉
羨ましいな〜と感じてしまうほど、仲良しで明るい家族。
みんながオギーを大切に思っているのが、言葉や行動の節々から感じられます。
オギーのクラスメイトたちもキャラが濃い!
最初に学校案内をしてくれた3人をイラストにしてみました。
感想(ネタバレなし)
一言、「これは想像してなかった……」と言いたい!
ざっくりあらすじにも書いたように、ストーリーは言ってしまえばオチが読める普通の感動映画なんです。
予告動画を観た方ならわかると思いますが、「少年がハンデを乗り越えて、みんな仲良くハッピーエンド!」という王道のオチが予想できてしまいますよね。
絶対泣くじゃん?って分かっているし、ハッピーエンドなのも分かっているのに、ついついこういう映画観ちゃいますよね……。笑
というノリで「泣きに行こう」と思って観に行ったんですが、
いい意味で予想を裏切られました。
ネタバレになってしまうので、詳しくは伏せますが、
このストーリーの広げ方はちょっと想像してなくて。
「?!…ああそういう感じ?」と思ったらそれがどんどん広がっていって、
「なにこれ泣ける…、というかめちゃくちゃ共感する……こんな展開ずるい!」
って思いました。笑
主人公の少年・オギーによって、周囲の人間が変わっていくっていう予想できる展開は、もちろん健在です。
やっぱりそれが外せないテーマであり、常に軸となっている部分です。
でもそこからの派生がすごい。
このストーリーの展開があるからこそ、〈オギーの影響力の強さ〉が間接的にわかるんですよね。
しかもそのストーリーの展開の仕方に、気づけば引き寄せられている自分がいて、「あぁ、私もオギーの魅力に魅せられた1人だ。」って気づくんです。
もちろん感動して泣けるんですが、いろんな種類の涙がでてくると思います。笑
ということでポイントは3つ!
- いい意味で予想を裏切られるストーリー
- だれもが共感できる要素が多く、泣ける
- ラストの爽快感はピカイチ
この映画体験はぜひぜひネタバレを見ずに、映画を鑑賞して体験して欲しいです!
感想(ネタバレあり)
ネタバレなしにも書きましたが、本当にいい意味で裏切られた映画でした。笑

そしてジャック・ウィルが、本当に良い子で、かわいくて、最高だった……。泣
“少年がハンデを乗り越える感動映画”という軸を保ちつつ、周囲の人間にもフォーカスしてくるなんて…、本当に予想できませんでした。
しかもその広げ方によって〈オギーの影響力の強さ〉が裏付けされていくという、うまい見せ方で感心してしまう。
フォーカスされる人物達は皆、オギーのことで悩んだり行動を起こしたりしていましたよね。
その葛藤・行動にも共感してしまうのはもちろんなんですが、それと同時に、オギーの不思議な魅力や影響力を間接的に知ることができ、気づけば私も引き込まれていました。
そして、ラストのシーンで「私もオギーに心を動かされた1人だ……!」と気づかされるのが、なんとも言えぬ爽快感!
ハッピーエンドだってわかっていたけど!笑 やっぱり感動しますよね…泣
どの登場人物の行動も感情も共感できるところがあるのも特徴ですよね。
小学生特有のイジメのシーンとか、お姉ちゃんの葛藤と青春とか、友達とのすれ違いとか……。
誰もが若い頃に見たり・聞いたり・体験したことがあるんじゃないか?という要素が多くて、各キャラクターにも感情移入して泣いてしまいました。
色々なキャラクターにフォーカスしているのにも関わらず、混乱しない魅せ方も素晴らしくて、安心して没頭できる良作!
あと個人的に、音楽の使い方が「アイ・アム・サム」っぽくて好きでした。笑