絶望の淵にあったのは、
究極の親子愛。
ざっくりあらすじ

謎の感染症によって荒廃したオーストラリア。主人公・アンディは救助を求めるべく、妻と娘を連れて荒野を旅することを決める。だが、旅立つ前に妻が感染してしまい、さらに自分自身も……。残された時間が許す限り、愛する娘・ロージーを助けるためにさまようアンディに、さらなる災難が降りかかる。
Netflixオリジナル映画。
ですが、実は2013年に公開された短編映画をもとにつくられた長編映画です。
一時SNSで話題にもなったので、観たことがあるかた多いのでは?
ちなみにその映像はyoutubeで観れますが、ネタバレになるので視聴前に観るのは避けたほうが良いかも。
逆に、Netflix入ってないけど観たいよ〜!って方は、短編映画で大まかなストーリーが把握できるはず。ですが、やっぱ長編の方見て欲しい!
主人公のアンディ役は〈マーティン・フリーマン〉。
「ラブ・アクチュアリー」、「ブラックパンサー」に出演している方。
今回は荒廃した世界で生き残るためにもがく父親を演じています。
感想(ネタバレなし)

ただただ辛い。つらいのはわかっているからこの先観たくないよ〜ってなってしまいました。笑
感染系の映画って、辛いのが当たり前なんですけどね。
これがカップルとかじゃなくて、父と娘(それもまだ1才くらいの)だから辛さが何倍にもなっています。
しかも赤ちゃんがとんでもなく可愛いんだ…しかも演技がうますぎる。CGなのか?と思うほど。
あと、感染系の映画って「パニックホラー」感が強いんですけど、本作は一切そんなことない。
起承転結はもちろんあるんだけど、起伏は大きくないというか。
荒廃してしまった世界で生き残っていたある夫婦とその子供を、ただただ映した映画って感じでした。だからこそ。ものすごく現実的だし、絶望感が伝わってくる。
そこにキーパーソンが現れることで、ちょっとは“映画”らしくなったのかなと。
でも、超現実!なのは、元となった短編映画のほうです。
7分という、セリフもない短い時間なのに、かなりの絶望感と父の究極の愛情が描かれています。
Netflix契約していない方は、観てみてくださいな。
感想(ネタバレあり)
ネタバレなしのほうと同じこと言っちゃいますが、つらかった〜…。笑
どうせ辛い展開しかないんだからみたくないよ…と思いつつちゃんと鑑賞しました。
途中で会った男にむしゃくしゃして、「あ、ウォーキング・デッドっぽい」って思ったり。ここでさらに物語が2転3転してたら本当にウォーキング・デッドだったけど、そうならなかったからよかった……。
ゾンビ系の映画としては、味気ない感じはしますよね。
大きな起伏もなく、結構たんたんとしているイメージ。
元となった短編映画が、7分という短い時間であれだけの衝撃を放っているので、長編にした時にダレてしまうのは仕方ないのかな……。
究極にリアルなゾンビ映画って感じでしょうか。
人生一つ一つが映画になるんだ!とかいう極論が出てきちゃうけど、まさにそんな感じのストーリー展開だったな。好きだけどね!
でも、やっぱり赤ちゃんが可愛い。笑 餓死しないの?と思って心配しちゃうほどでしたが、終始可愛かったですね……。
Netflixで観るのがちょうど良い映画でした。