ラストシーンの言葉をきいたときから、毎日が宝石のように輝く。
自分の人生を、大切な人との時間を、もっと大切にしたくなる。
ざっくりあらすじ
イギリスのコーンウォールに住む平凡な青年ティムは、自身にタイムトラベルの能力を持っていることを知り、その能力を恋愛に使おうと決める。その後、あるきっかけでメアリーという女性に出会い、惹かれていく。その恋を叶えるため、そして周囲の人を幸せにするために、ティムは自身の能力を使って奮闘していく。
“ラブ・アクチュアリー”を撮った〈リチャード・カーティス監督〉による長編3作目の映画。本作を最後に監督を引退すると公表し話題になりました。
主人公のティム役は〈ドーナル・グリーソン〉。
ハリー・ポッターシリーズやスターウォーズに出演。本作では、冴えないけど心優しい青年を演じています。自然体の演技が巧く、あっという間に映画に引き込んでくれる俳優さん。
ティムの想い人メアリー役は〈レイチェル・マクアダムス〉。
君に読む物語、ドクター・ストレンジなど多くの映画に出演。可愛らしい女性を演じるのがうまい彼女ですが、本作でもはちゃめちゃに可愛いです!
暗いところで目をつぶって戻りたい時間を想像するだけでタイムトラベルできる主人公!
感想(ネタバレなし)
もう、めちゃくちゃに良い映画です。私の大好きな映画top5に入る作品!
ただのラブストーリーと侮るなかれ。
オススメポイントはこちら!
- 現実と非現実の要素が巧く噛み合っている
- 劇中歌がどれも素敵
- 新しい価値観を教えてくれる
- ラストシーンは人生の宝物になる
❶ タイムトラベルという非現実的な要素と、人生という現実的な要素が反発することなく噛み合っているので、SFやファンタジーが苦手な方も抵抗なく観れると思います。
❷ 鑑賞後はサウンドトラックを買いたくなること間違いなしです。サントラ聴きながら街を歩くだけで、景色が今までと違ってみえてきます。
❸ タイムトラベルという特殊な能力を持つ彼の行動から、今までとは違った考え方・生き方を教わることができます。
❹ なんと言ってもラストシーンがやばい。この映画が伝えたいことが、ぎゅっと詰まっているラストシーンは、あなたの人生の宝物になります、きっと!
実はこの映画、正直舐めてました。
ふらっと映画館に行って適当に選んだ、普段観ないコテコテのラブストーリー映画だったので、もともと期待はしていなかったんです。
にも関わらず、映し出される映像の綺麗さ、人生の儚さ、音楽の良さ、素晴らしい考え方の数々に、エンドロール入ってずっと泣いていました。笑
ラブストーリーかと思いきや、全く違うし!笑
その辺は、ぜひぜひ鑑賞して味わって欲しい部分なので伏せますね。
意外と賛否が分かれる映画
個人的には最高にして頂点!みたいな映画なんですけどね!笑
この映画が響かなかった友人曰く、「タイムトラベルができるから、あの考えに至れるんだろ」と。
確かに一理ある。
けど、タイムトラベルできる主人公だからこそ気づけた事を、生き方のひとつとして提案してくれているんだ!と私は思っています。
というか、自分と異なった価値観を知れるのが映画の醍醐味じゃないですか!笑
でもまあ、タイムトラベルってちょっとチート感ありますけどね。映画内の設定も?ハテナな部分が多いし。
それを含んで観ても、そんなネガティブな見方を打ち消すほど大きなメッセージを含んでいるので、やっぱアバウトタイム最高ですよ。笑
何はともあれ、胸を張っておすすめできる映画なので、騙されたと思って観てください!
鑑賞後は「アバウトタイムTime(あ〜アバウトタイム良かったな〜人生って尊いな〜と思ってしまう時間のこと)」が訪れること間違いなしですよ〜笑

感想(ネタバレあり)
最高のカップル、ティムとメアリー
このふたりがとにかく可愛い。
特に、地下鉄のシーンが大好き。ふたりで一緒に暮らして、いろんなイベントを共に過ごしていく感じ…!!
ティム、めちゃくちゃ幸せだろうな〜ってしみじみしちゃいますよ…。
あと、ティムが浮気しないで走って帰ってくるシーン泣
あそこ最高すぎて泣きました。しかもそのあとプロポーズですよ…?! かしこまったプロポーズじゃなくて、日々のふとした瞬間にされるプロポーズって、女子の憧れなんじゃないでしょうか…。
あと、結婚式のシーン!
私はこの結婚式を観てから、絶対真似したい…と密かに思っています。笑 あれも女子の心くすぐりますよね、優しさに包まれたスピーチの空間も大好き。
なんと言ってもラストシーンが最高
ラスト5分が最高にして頂点。
私たちが過ごしている毎日は、二度と戻ってこない1日だということが綺麗に伝わってくる名シーンです。
だからこそ、1日1日が尊くて、儚い。
このメッセージを本作から受け取って、今後どう過ごしていこうとか気負う必要はなくて。
そんな生き方や価値観があるんだな、って柔らかく受け取ることができる優しい映画です。
隙あらば人に勧めている映画の一つなので、じわじわと広がってほしい一心です…笑
もうちょっとパンチの効いたラブストーリーがお好みの方はこちらもドウゾ!
