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全世界のゲーマーたち、準備はできたか?!〈レディー・プレーヤー1:感想〉

世界のゲーマーとオタクが救われる映画

随所に散りばめられた小ネタを見つけるのも醍醐味

 

ざっくりあらすじ

舞台は2045年。人々は荒廃した現実の世界で、豊かな生活とは程遠い暮らしをしていた。だが、VRの世界「OASIS:オアシス」が、主人公のウェイドを含めた多くの人々の希望であった。理想の自分で様々なゲームを楽しめるその世界の創設者ジェームス・ハリデーが遺した遺言によって、ウェイドを含め多くの若者と世界支配を企むIOI社が、ハリデーの遺産を賭けた壮大なゲームへ参加する。

原作は2011年に刊行された〈READY PLAYER ONE:ゲームウォーズ〉。原作者のアーネスト・クラインは「映像化は不可能だと思った」と語っているが、見事に成功させたのが、監督のスティーブン・スピルバーグ。
ご存知の通り、「ジョーズ/E.T./インディ・ジョーンズ/ジュラシック・パーク/宇宙戦争/ペンタゴン・ペーパーズ」などなど、誰もが一度は観た事がある作品を手がけている監督だ。

原作の表紙。かわいい!

主人公のウェイド役は〈タイ・シェリダン〉。
「X-MEN:アポカリプス/ダークフェニックス」に出演。それほど多くの映画に出演しているわけではない彼だが、今作で知名度爆あがりなのは間違いなしだろう。

ヒロインのサマンサ役は 〈オリヴィア・クック〉。
イングランド出身の女優さん。1993年生まれの公開当時25歳だが、どこかあどけなさを感じる顔立ちがとっても可愛かった!

 

感想(ネタバレなし)

ゲーム好き・ポップカルチャー好きなら観に行って損なし!
楽しめる事間違いなし!

しかも観に行くならIMAX3Dがお勧め。4DXやMX4Dだと、一層アトラクション・エンターテイメント感が増して楽しめるかと。
3Dメガネをかけることが、映画の中の主人公がVRゴーグルをかけている事と相まって、映画の中に入り込んだような感覚が味わえる。

そしてやっぱり、作中に現れる数々の小ネタ。膨大すぎて、探したくても探しきれないほど。ネタバレになってしまうので多くは語れませんが、鑑賞したもの同士で小ネタの情報交換をするのも楽しさの一つだし、何度見ても新しい発見があるはず。

日本の漫画やアニメのネタも多数登場するのが嬉しく誇らしく感じる!

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感想(ネタバレあり)

アキラの金田のバイクに、ハローキティ、アイアンジャイアントにガンダム……。言い尽くせないほどたくさんのキャラクターが登場し、常に観るものの心を離さない内容でした。

それは映画の世界の住民達も同じ。現実逃避がスタートだったとしても、OASISの世界は一度足を踏み入れたら抜け出せないほどの中毒性と、夢と希望に溢れた世界。それを観客にずっしりと実感させる演出があっぱれ!

それに、現実世界とバーチャル世界の対比もよかった。

荒廃し、日々を過ごす事で精一杯であろうと感じさせる住居や環境。OASISの世界に逃げ込んでしまうのも無理はない……。さらに、OASIS内で使用するアイテムのために、現実世界の通貨を使用してしまうあたりも、私たちの現代社会と似ていて皮肉が効いていてよかったな。

 

 

ですが、個人的には、〈星 3.5〉くらいでした。
もちろん、映像は素晴らしいし、小ネタも大量にあって面白い。

でもそこで止まっちゃうのが正直なところ。
残念ポイントをあげてみます。

  • 鍵を集めよう!という作業ゲー感がでてしまったのが勿体ない
  • 現実での主人公の性格や感情の描写が少なかった(し単純すぎた?)事
  • 敵(IOI社)の動機の薄さ、キャラの薄さが目立っていた事

どれも「しょうがないよなぁ〜」って感じのことですが……。

あれだけのクオリティのCGアニメを使って、キャラクターもそれなりにいて、でも小ネタも随所に挟まなければ……しかも実写も織り交ぜて……って、そりゃ大変ですよね。

だから、この映画もストーリーとかキャラの個性とか抜きにして、純粋なエンターテイメントとして楽しむのが正解な気がします。

ストーリーが「ん?」という感じでも、手放しで「面白かったー!!」って言える映画もあるんですよね。最近だと「グレイテスト・ショーマン」とか特に。ストーリー的には感情移入しにくいキャラクターだし、ストーリーも王道なのに、ミュージカルシーンがあっぱれすぎてそれだけで最高のエンターテイメントになっていた。あれは、ミュージカルのクオリティが高い事に加え、ストーリーのあれこれをすっ飛ばして、映画を通して伝えたい事をミュージカルで全部ぶつけた映画なので(スキルをミュージカルに全振り的な)「ん?」と思ってもそれを吹き飛ばしてくれるんですよ。

惜しくも〈レディ・プレイヤー1〉はスキルを均等に割り振りすぎた感が否めなかった……。しかも振り分ける箇所多すぎて行き届いているところが少なかった。

アニメのグラフィックや、現実と空想の世界を行き来できる設定だからこそ、なんかもっと一押し欲しかったな…と思ってしまいました。

こんな事言っておいて、私が代替案考えられるわけではないのですが……;

おそらくインフィニティーウォーの20分後に観た影響もあるのでしょう。やたら冷静に観てしまっていたので……。

 

冒頭に「ゲーマーとオタクが救われる」と書いていますが、
本作よりも、もっと救われるのは〈ピクセル〉だと思っています。
コメディ映画! って最初からわかっているからこそ許せる緩さ。笑

 

 

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haruca
映画大好きデザイナー/イラストレーター。洋画中心に不定期更新。オールジャンル観ますので、おすすめがあればぜひ教えてください!